住友理工は11月8日、ドイツ・デュッセルドルフで13日から開催される国際医療機器展示会「MEDICA2017」に初出展すると発表した。
医療・介護施設だけではなく、欧州で一般的な在宅介護でも利用することのできる体圧検知センサー「SRソフトビジョン」を欧州で初めて紹介する。
SRソフトビジョンは、体圧やバランスを可視化する製品で、体圧の管理が簡単にできる。同社が開発した柔らかくて丈夫なゴムでできたセンサー「スマートラバー(SR)センサ」を内蔵している。
手持ちのパソコンやタブレットPCにソフトウェア(英語・ドイツ語に来年上旬に対応予定)をインストールし、本体とUSB接続するだけで簡単に利用することができる。
これまで医療従事者の経験に頼って行っていた床ずれリスクの管理が、SRソフトビジョンによって圧力が高い箇所を「見える化」し、リアルタイムで圧力の変化を確認しながら行うことができる。
同社は、近い将来の欧州市場での本格展開を見据え、展示会では欧州での販売網確立に向けた医療機器商社や販売代理店とのコネクションの構築を図る。また、SRソフトビジョンを通じて、欧州の生活の質向上に貢献していく。