櫻護謨の18年3月期第2四半期連結決算は、売上高は40億2500万円で前年同期比7・0%増、営業利益は1億6000万円で同39・8%減、経常利益は1億7900万円で同28・6%減、四半期純利益は1億2500万円で同20・5%減。
同社グループでは、引き続き国内外の新規市場並びに新規顧客の開拓、新事業の展開、既存事業の掘り起しなどの積極的な営業活動と、付加価値の高い製品の企画・開発、一層のコスト削減活動及び生産効率の向上などの努力したことで、売上高は増収となったものの、利益面では減益となった。
セグメント別では、消防・防災事業では、第1四半期に引き続き消防用ホースや防災車輌の販売が減少したものの、防災資機材やテロ対策資機材の販売が増加したことにより、売上高14億1800万円、同14・5%増、セグメント損失は9600万円となった。
航空・宇宙、工業用品事業では、航空・宇宙部門では、P-1/C-2などの大型機向け部品やF7-10エンジン向け部品の販売が堅調に推移した。工業用品部門では、絶縁接続管や金型関連は堅調だったものの、タンクシールは交換需要が減少し販売減となった。
その結果、同事業の売上高は23億6600万円、同3・9%増、セグメント利益は3億6000万円、同18・5%減となった。
不動産賃貸事業は、売上高は2億3900万円、同1・8%減、セグメント利益は修繕費の増加により4900万円、同26・5%減となった。
通期の連結業績予想については数値から変更はなく、売上高は102億円で同4%増、営業利益が9億円で同4・8%減、経常利益が8億6000万円で同5・5%減、当期純利益は5億3000万円で同6・6%減を見込んでいる。
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