ニッタは11月9日、自動工具交換装置として「オメガ・タイプS―OY」の販売を12月から開始すると発表した。
同製品は安川電機製のMOTOMAN GP12、GP25、MH12、MH24(2017年11月現在)のロボットに最適化を図り、軽量、コンパクトな構造を実現している。また、中空アーム構造に対応した電極、配管設計により配線や配管の干渉による動作制限の最小化、大口径シリンダ・カムロック方式による安全性・耐久性の継承などが特長。
ロボットによる自動化は、産業分野を問わず用途が広がってきている。同社は、ロボット利用の多様化に応えるために自動工具交換装置の製品を提供し、現在、世界28か国で累計出荷台数20万台超利用されている。
近年、ロボットの性能向上による生産性の向上が進むにつれて、より設備をコンパクトに且つ周辺設備との干渉を低減することを目的として、配線や配管を内蔵する中空アーム構造を持つロボットが増加している。
こうしたロボット構造の変化に対応するために、配線や配管の取り回しをコンパクトにできる構造を採用した「オメガ・タイプS―OY」を開発した。配線および配管も一緒に提供することで、顧客のセットアップの簡便化も実現している。
なお、同社は11月29日~12月2日に開催される「2017国際ロボット展」に同製品を出展する。