朝日ラバー決算 4~9月期 売上・利益が2桁増

2017年11月09日

ゴムタイムス社

 朝日ラバーの2018年3月期第2四半期連結決算は、売上高が36億800万円で前年同期比17・0%増となった。利益面では販売の増加や原価低減活動の継続実施などにより、営業利益は2億6900万円で同38・3%増、経常利益は2億8200万円で同46・2%増、四半期純利益は1億8300万円で同24・2%増となった。

 工業用ゴム事業では、アサカラーLEDをはじめとした自動車関連製品の受注が海外向けを中心に引き続き好調に推移した。また、スポーツ用ゴム製品である卓球ラケット用ラバーは新製品の投入による販売増加と、既存製品の受注が堅調に増加、RFIDタグ用ゴム製品も引き続き受注が好調に増加した。

 この結果、工業用ゴム事業の売上高は30億1600万円で同20・6%増、セグメント利益は3億2200万円で同52・6%増となった。

 医療・衛生用ゴム事業では、第2四半期から採血用・薬液混注用ゴム栓の既存品の受注が減少傾向であるものの、新機種の受注は引き続き好調で販売が増加した。

 以上から、医療・衛生用ゴム事業の売上高は5億9200万円で同1・8%増、セグメント利益は売上製品構成の変化などにより9700万円で同19・5%減となった。

 通期の連結業績予想は、当初予想を上方修正し、売上高が73億2100万円で前期比12・4%増、営業利益は5億3900万円で同13・3%増、経常利益は5億3300万円で同8・7%増、当期純利益は3億7200万円で同9・0%増を見込んでいる。

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