東部ゴム商組は11月10日、見学会を開催した。今年の見学先は日本工業大学工業技術博物館(埼玉県宮代町)で、山上茂久理事長や永田嘉男副理事長ら35人が参加した。
1987年度の学園創立80周年記念事業の一つとして同大学キャンパス内に開設された博物館は、本館、蒸気機関車展示館、別館で構成されている。本館は明治以降の産業発展に貢献した工作機械など、300台以上機械を機種別、製造年代別に展示している。機械の7割が動態保存であることや、明治40年に東京三田に実在していた町工場を復元してあることも特長となっている。
また、収蔵機器の178点が国の登録有形文化財となっており、これら文化財を一般公開している点も珍しいという。
参加者は説明員による案内のもと、明治から昭和にかけて我が国のモノづくりを支えた形削り盤、万能フライス盤、研削盤、放電加工機、マシニングセンタなどの工作機械をはじめ、国家プロジェクト「ムーンライト計画」で開発されたガスタービン