横浜ゴムは11月13日、グループのCSR活動をまとめた冊子版「CSRレポート2017」(全38ページ)を、創立100周年を迎えた10月13日に発行したと発表した。
また、より網羅的な情報を開示したWeb版(GRIガイドライン第4版に準拠)は10月31日に公開した。冊子版のCSRレポートは、横浜ゴムグループのポリシーやCSRへの考え方・方向性・パフォーマンスを、全てのステークホルダーに分かりやすく伝えるために毎年作成。CSR経営ビジョンに掲げた「社会からゆるぎない信頼を得ている地球貢献企業になる」の実現に向け、社会課題の解決に取り組む企業姿勢を紹介している。なお、英語版は12月に発行する予定だ。
今回のレポートでは、南雲忠信会長のあいさつとして、多様なステークホルダーからの信頼獲得を重視してCSR活動に取り組んできたこと、今後も自由な企業風土を生かし、社員一人一人が人や社会に貢献したいという「思いやり」を持って仕事に取り組むことの重要性を掲載した。また、山石昌孝社長が「社長メッセージ」として、これまでに培った信頼を礎に、次の100年も必要とされ続ける企業を目指し「横浜ゴムらしさ」を受け継ぎながら社会的責任を果たすこと、さらなる発展に向け多様な人材開発に注力することなどを表明している。
このほか横浜ゴムの歴史とCSR活動を振り返る「100年のあゆみ」、タイヤ事業とMB事業それぞれの環境・社会に貢献する商品・サービス、グローバルな植樹活動「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトの実績、「地球環境」「地域社会」「お客さま」「株主・投資家」「取引先」「従業員」という6つのステークホルダーごとに横浜ゴムが設定した重要課題の解決に向けた取り組み、ISO26000に沿った活動報告、次の100年に向けた社会課題への取り組みを掲載。第三者意見としてIIHOE「人と組織と地球のための国際研究所」代表者・川北秀人氏からの評価と改善点を紹介している。