朝日ラバーは11月16日、都内で決算説明会を開催し、渡邉陽一郎社長が2018年3月期第2四半期連結決算の説明を行った。
渡邉社長は最初に、アサカラーLEDやRFIDタグ用ゴム製品、卓球ラケット用ラバーなど工業用ゴム事業の受注が好調に推移して売上げが増加したことから「前期に続き第2四半期で創業以来最高の売上高と利益を達成した」と述べた。
また、通期の業績予想についても、第2四半期実績と今後の受注予測を踏まえ、当初の増収減益から増収増益に上方修正し、過去最高の売上高と利益になる見通しであることを紹介した。
4~9月の設備投資額は3億5200万円。自動車関係の照明製品が当初の予定を上回る受注となっていることから、車載・照明関連に1億7900万円を先行投資した。医療・ライフサイエンスには3500万円を投入。また、現中計の最終年度となる2020年以降に向け、今年度から社内システムの刷新を開始しており、システム投資に4800万円を費やした。
セグメント別実績では、車載・照明は前年同期比15・7%増の15億3700万円、医療・ライフサイエンスは同2・4%増の6億200万円、RFIDタグ用ゴム製品が主体のその他は同25・9%増の14億6700万円となった。
これらの事業のうち主要製品の実績として、渡邉社長はアサカラーLED・スポーツ用品ゴム製品・医療用ゴム製品・RFIDタグ用ゴム製品の業績を紹介した。
自動車内装照明や特殊照明などに使われるアサカラーLEDについては、同製品を採用している