宮川ローラー(宮城県利府町、宮川忠直社長)の今年度上半期(4~9月)は、印刷用・工業用とも満遍なく受注を取り込むことができた。更に装置・機械メーカーの動きが活発なことから売上は順調に伸びた。その他、「既存ユーザーだけなくスポット案件も獲得できた」(同社)という。
市場からは、付加価値の高い製品を求められるケースが多い。同社ではコンタミ除去用ローラー「ミモザ」シリーズやしわ防止用「ゼブラローラー」シリーズなど、特殊品を提案し受注獲得につなげている。
ミモザでは帯電防止タイプの「カーボレスミモザ」を始め、カーボレスミモザの改良・強化版「スウィードミモザ」、高度な要求に対応する「ブリードレスミモザ」などを揃えており、ユーザーにはそれぞれの使用条件に適したタイプを紹介、提案している。
また、ゼブラローラーは従来のA、B、Cの3タイプに加え、傾斜溝加工の「Dタイプ」と微細溝加工の「Mタイプ」を今春発売しラインナップを拡充した。これまでと違うアプローチができるようになったことで、高機能フィルムを始め、