西部ゴム商組 ベルト商工懇談会を開催

2017年11月28日

ゴムタイムス社

 西部工業用ゴム製品卸商業組合(祖父江一郎理事長)は11月27日、大阪市北区の中央電気倶楽部で「ベルト商工懇談会」を開催した。商工懇談会では、ベルトの市況報告をはじめ、物流費の高騰に対する対応や搬送ベルトの流通の在り方などについて商工双方で活発な意見交換が行われた。

 商工懇談会には、組合を代表して祖父江一郎理事長、岡浩史事業委員長、小島孝彦事業副委員長、久利直嗣ベルト部会長、荒木孝ベルト副部会長はじめ、ベルト部会員企業代表らが出席した。またメーカー側のからは、ニッタ・工業資材事業部営業部長の松川孝治氏、バンドー化学・産業資材事業部営業部部長の片山荘司氏と産機・農機営業グループグループ長の寳正将司氏、三ツ星ベルト・産業資材営業第1事業部次長の熊田隆文氏が招かれた。

 会に先立ち、祖父江理事長は将来のベルト業界の状況について触れ「EV(電気自動車)に関しては、中国や海外自動車メーカーによると、2025年に自動車の25%がEVに変わるという。また、国内自動車メーカーでは2030年あたりをめどに変わると予測している。年間2800万台の自動車生産台数をほこる中国の動き次第では、先行きが不透明だ。何もか中国の動向で変わるのではなく、国内自動車メーカーに期待したい。最近では、不祥事が続く国内メーカーがあるが、日本の基礎をしっかりと築いてほしい」と述べた。

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