アセアン、インド市場に注力
リケンテクノスの常盤和明社長は11月24日、東京中央区の日本投資環境研究所で記者会見し、2018年3月期中間決算概要及び3ヵ年中計の進捗状況を明らかにした。
同社の18年3月期中間決算は売上高は458億9000万円、前年同期比6・3%増、営業利益25億5400万円、同12・3%減、経常利益26億3400万円、同1・6%減の増収減益となった。
営業利益は原材料費値上がり、増設設備の減価償却費、増産に伴う人件費増加、運賃単価上昇、リケンアメリカの立ち上がりコストが収益を圧迫した。
セグメント別売上高はコンパウンドが322億4700万円(売上高構成比約70%)、同6・9%増、営業利益は原材料価格の改定に伴う製品価格調整の遅れにより、24億4200万円、同9・2%減の増収減益。
国内コンパウンドは塩ビ、TPE(エラストマー)ともに主力の自動車市場での販売台数の増加に伴い増収となった。海外ではアジア全体としては増収、米国では自動車市場、電線市場が好調に推移し増収となった。
フィルムは建装材市場の住宅分野が好調を維持し売上高は65億3300万円(同14%)、同10・2%増、光学分野での開発費用負担の継続により営業損失1億2600万円となった。食品包材は売上高53億3500万円(同12%)、同0・1%増、営業利益は物流費等の費用増により3億5000万円、同5・8%減となった。
地域別の売上高は
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