住友ゴム工業は11月30日、日本政策投資銀行(DBJ)による「DBJ環境格付」(企業の環境経営度の評価・格付制度)で最高ランクの格付を取得したと発表した。
DBJ環境格付は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評価、優れた企業を選定し、その評価に応じて融資条件を設定する制度。
住友ゴムグループは、重視する価値観・行動原則を定めた「住友ゴムWAY」を礎に、地球環境への取り組みを重要な経営課題の一つと位置づけ、CSRガイドライン「GENKI(Green:緑化、Ecology:事業活動の環境負荷低減、Next:次世代型技術・製品の開発、Kindness:人にやさしい諸施策、Integrity:ステークホルダーへの誠実さ)」に沿って、優れた水準で環境経営を実践している。
今回の格付では「精緻なデータ分析に基づく業務改善活動やコスト削減活動を推進し、全従業員を巻き込みながら生産プロセスの不断の改善を実施することで生産性向上と環境負荷低減を実現している点」「高い技術力に裏打ちされた環境配慮商品の普及拡大に加え、CSRに配慮したサプライチェーン管理を推進し、長期ビジョンにおいても、環境対応技術・製品の開発を定めるなど、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを加速させている点」「従来から取り組んできた社会貢献活動『GENKI活動』を発展させてCSR活動の枠組みを整理し、早期から非財務情報開示の潮流を捉まえてマテリアリティ特定に取り組み、CSR側面の目標管理を実施している点」が特に高く評価された。
同社グループは、これからもグローバル企業として社会的使命を果たすため、広く地域・社会に貢献し、期待され信頼され愛される企業として、新しい価値を創出し、持続可能な社会の発展に貢献していくとしている。