ブンカゴム(東京都墨田区、市原克己社長)の17年度上半期(5~10月)は、売上・利益ともに前年同期比で微増となった。
その大きな要因としては、独自のゴム配合を駆使し開発した特殊ゴムロールが着実に販売を伸ばしていることがある。
用途別に見ると、売上の大半を占める一般工業関連では、コンベア関係や鉄鋼関連はコンスタントに注文があり、鉄鋼関連では、特殊ローラーの需要が安定している。
また、印刷関連も既存顧客を中心に安定した受注を確保。
同社の主な特殊品としては、高強度・耐摩耗性ゴムロール「マイティーA」、高摩擦係数・スリップ防止のゴムロール「マイタッチ」、ゴミ取り粘着(タック)ゴムロール「クリーンダッシュ」、高導電性ゴムロール「ボルタックス」などがある。
このうち、クリーンダッシュは、特殊配合の合成ゴムを使用することで、吸着性に優れ、ゴミなどの付着による不良品発生を防ぐ製品。さらに、樹脂や粘着テープと比べて耐久性にも優れ、四季を通じて安定したタックが得られる他、タッ