住友理工は12月5日、インドの産業用ホース製造・販売子会社「トーカイ・インペリアル・ハイドロリクス・インディア(TIH)」が、同国バンガロールで12日から開催される国際建設機械技術見本市「EXCON2017」にブースを出展すると発表した。
TIHに出資している現地大手ホースアッセンブリメーカー「インペリアル・オート・インダストリーズ」と共同でブースを出展。同社グループからは、産業用ホース事業の主力製品であるスリムホース「SHDシリーズ」「SIBシリーズ」を展示する。
両シリーズは長年、日系建機メーカーの純正品として採用されており、スリムタイプでありながら振動や引っ張りに強く、高寿命化を実現している。TIHでは日本と同等品質の製品を供給するため、生産から組み立てまでの一貫生産を実施しており、現地生産による納期短縮・輸送コスト低減・安定供給の面でもメリットがある。
同社グループは展示会への出展を通じて、建機メーカーや販売代理店とのコネクションの構築・強化を図り、インドで事業拡大を加速させていく方針だ。
近年、経済発展を続ける新興国を中心に旺盛なインフラ需要が続く中、インドでも政府が今後10年で巨額のインフラ投資を見込んでおり、これを背景とした建設機械市場の拡大が予測されている。
インドでの建機需要の増加を踏まえ、住友理工グループの産業用ホース事業は、同国に進出している日本や欧米、中国などの建機メーカー向けに、高圧ホースの拡販活動を積極的に推進している。