加貫ローラ製作所(大阪市生野区、加貫泰弘社長)の今年度上半期の業績は、ほぼ計画通りに推移し、対前年同期比で増収となった。
分野別では、印刷用全体はシュリンク傾向にあるものの、伸びしろがあるUV印刷用ロールは安定して受注があった。
そのUV印刷用では「アバントUV」シリーズに注力している。市場での認知度が向上したこともあり、印刷機メーカーやユーザーが同社の取引のない企業にも紹介してくれるようになっているという。下期以降もより一層活発な営業活動を展開し、メンテナンスも含めて十分な成果を上げていく方針だ。
グラビア印刷についても、高強度ウレタンローラー「PUW」や「LFE」が牽引し、安定して受注を得られた。これらの製品は、歪み回復性の良い丈夫なゴムを使っていることでユーザーから高い評価を受けており、リピートオーダーや新規受注の際の材質検討で、これらの製品を指定するユーザーが増えているとのこと。
工業用ではフィルム関連の動きが良く、2次電池関連市