再生ゴム特集 東洋ゴムチップ 売上、利益ともに過去最高 カラーチップの販売が拡大

2017年12月08日

ゴムタイムス社

特集トップ画像東洋ゴムチップ

 資源リサイクル事業を行うエンビプロホールディングス社のグループ企業である東洋ゴムチップ(群馬県前橋市、桑原厚二社長)の2018年6月期業績は弾性舗装材を中心に販売が拡大、売上高は中計3ヵ年計画初年度の目標数値14億6000万円をクリアし17億円となった。経常利益も1億3700万円の増収増益となり、売上、利益ともに過去最高となった。

 同社はタイヤ及びゴム工業製品の再原料化を進め、近年、弾性舗装材(カラーチップ)、スポーツ施設床材(人工芝)、鉄道用踏切用ゴムパネルなど幅広い用途開発事業を展開している。売上高、収益に大きく貢献したのが幼稚園、公園の遊具周りに施工されるメインのEPDM製カラーチップ(弾性舗装材)の需要が拡大したのに加え、新開発製品の鉄道用「歩行者用ゴムパネル」の拡販が大きく寄与した。

 同社の弾性舗装材カラーゴムチップ(EPDM製)はカラーバリエーション(標準12色)も豊富で、弾性、耐久性、耐候性、透水性に優れており、柔らかい歩行感、転倒時の安全性に高い評価を得ている。幼稚園・保育園の遊具回り、学校、病院、公園施設などに施工実績を有し、特に遊具による事故で最も多い転落事故に対して、脳に障害を与えない安全基準「HIC1000」をクリアしていることや補助金の活用から、年々、需要が拡大しているも

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