明和ゴム工業(東京大田、坪井栄一郎社長)の17年9月期業績は、印刷用ゴムロールは前期並みだったものの、フィルム向けが中心の工業用ゴムロールが伸長し、全体では若干の増収となった。
印刷用は商業・新聞輪転機用が減少した分を枚葉印刷機向けのUV印刷用の増加でカバーした。
UV印刷用では、ゴム・樹脂両素材を持っている強みを生かし、ゴム製の(UVゼスト)と樹脂製の(UVサミットⅡ)を提案。両製品とも好調だった。数量ではサミットⅡの比率が圧倒的に高いが、伸び率はゼストが良いという。管理面を気にするユーザーが多いためで、こうしたユーザーにはゼストへの切り替えを促していく。
新聞用は、東京五輪関連を取り込む見込みだが、巻き換え需要は減少傾向にある。
また、印刷用全体ではロールに付随す