横浜ゴムは12月8日、従業員による社会貢献基金「YOKOHAMAまごころ基金」が11月、「兵庫県立福祉のまちづくり研究所」が筋電義手(きんでんぎしゅ)を必要とする子供たちを支援するために開設した「小児筋電義手バンク」へ活動支援金として50万円を寄付することを決定したと発表した。
なお、横浜ゴムはマッチングギフトとして支援金と同額の50万円を寄付する。今回の支援合計金額は100万円となる。
同基金は寄付を希望する従業員が会員となり、給与から毎月1口100円を天引き積み立て、集まった資金を環境保全や人権擁護などに取り組むNPO・NGOなどへの資金援助や、重大な災害への義援金として拠出することを目的に、昨年5月に設立された。横浜ゴムは同基金支援額と同額を寄付する仕組みとなっている。
兵庫県立福祉のまちづくり研究所は、全ての人々がいきいきと生活できるユニバーサル社会の実現を目指し、バリアフリーのまちづくりや福祉用具、義手義足の研究開発、人材育成などに取り組んでいる。その一環として「小児筋電義手バンク」では子供の成長に伴い不要になった筋電義手の回収、筋電義手の購入やメンテナンス費用を賄うための寄付の呼びかけ、訓練のための筋電義手の貸し出し、訓練を担当できる人材の育成に取り組んでいる。