18年で創業70周年を迎える東海ロール(岐阜県大垣市、宮元五郎社長)は全数受注生産で高品位チルドロールを生産するロール国内大手であり、同社製品は食品をはじめ、自動車のタイヤ、紙幣のインキまであらゆる分野の製造機械に活用されている。
現在は「チルドロール」「チルドラム」「チルド圧扁ロール」などを中心に、既存ロールのオーバーホール、改修作業を展開。最近では、各企業のグローバル展開が加速するなか、厳しい経営環境が続いているが、同社として顧客アフターサービスの充実、提案型ものづくりを推し進めている。
最近の需要動向は、チルドロールを中心に堅調に推移し、ゴム・ビニール関連向けが堅調。そのほか、食品向けも順調に推移している。需要の流れについて、宮元社長は「国内需要は最近まで厳しかったが、今まで我慢していた国内の設備投資が今年になって回復してきた」(宮本社長)とし、更新需要が多くなってきたと分析する。
今後の事業計画として、特に重要視しているのが、既販売ロールのアフターサービス、いわゆるロールの定期的維持・保守点検。メンテナンスは全ての機械と同様、鋼製ロールにも注力していく。
また、高品質ロールの設計・製造販売