東ソーは12月13日、液体苛性ソーダを1月1日出荷分から、20円/kg以上(固形換算ベース)値上げすると発表した。
昨年来、苛性ソーダの国内需要は継続して好調な推移を示し、限られた在庫レベルの中、需給バランスは非常にタイトな状況にある。さらに、世界的にも需給バランスは締まった状況にあり、特にアジア市場は旺盛な需要に供給不足が重なり、市況は急激かつ大幅に上昇している。
同社は、この勢いは今後しばらく継続すると見込まれ、国内の需給バランスは近年にない逼迫状態としている。
このような状況下、同社としては今後も国内苛性ソーダ需要に対し安定供給を最優先とし、コスト削減や省力化、合理化などあらゆる施策を講じながら、競争力ある製品の供給に努めるが、引き続き国内向けの安定供給を維持するためにも値上げを実施することにした。