今年12月に創立40周年を迎える東部工業用ゴム製品卸商業組合。「先人が培ってきた良いところを引継ぎ、若い世代に伝承していくことが私の役目」と話す山上茂久理事長に40周年記念事業への意気込みなどを聞いた。
―17年を振り返って
組合企業の経営環境はおおむね良かった。需要先では特に半導体やIT業界が好調だった。工作機械、食品機械、物流機械なども堅調で、これら機械に使われるホースやベルトは販売が伸びている。土木関連ではオリンピック需要も少しずつ出始めており、今後に期待している。
また、値上げを実施した製品が多かった。中でもコンベヤベルトや伝動ベルトの値上げが印象深い。
―昨年の組合活動は
昨年末の正会員数は206社、賛助会員は61社。大きな減少もなく、現状を維持している。
組合活動については、例年と同様、新入・若手社員向けの研修会を始め、ゴムの勉強会、施設見学会などを行った。こうした会の参加者は理事や会員のおかげで、減るよりはむしろ増える傾向にある。また、第39回目の野球大会は今回から2部制を導入し、参加意識が向上したので成功したようだ。
―今年の事業計画は
従来の活動に加えて、第6回目の商品展示説明会を6月19日に東京浅草で開催する。前回(16年)よりも出展社・来場者になるように盛り上げていきたい。説明会終了後は、懇親会も行う予定だ。コミュニケーションの場にもなるので、今後も創意工
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