住友ゴム工業は12月19日、トラック・バス用オールシーズンタイヤ「SP680」を2月から順次発売すると発表した。
同日開催された商品説明会で、タイヤ国内リプレイス営業本部長増田栄一執行役員は「顧客のニーズであるロングライフと編摩耗を抑制した素晴らしいタイヤに仕上がっている。新技術を採用した自信作となった」と新商品を紹介した。
タイヤ国内リプレイス営業本部の谷村一晴ダンロップタイヤ生産財部長は、商用車タイヤに求められる性能としては「ライフ、低燃費、耐編摩耗性が多くなっている」とし、顧客ニーズの高いロングライフと省メンテナンスを目的に新商品を開発したと説明した。
技術説明はタイヤ技術本部の高田宜幸第三技術部長が担当した。
新商品は同社独自の新材料開発技術「ADVANCED 4D NANO DESIGN」をトラック・バス用タイヤで初めて採用することで従来品からライフ性能を20%以上伸ばし、耐偏摩耗性能も45%低減させた。
専用トレッドパターン「ロック・ブロック」、ウエット性能とブロック剛性を高次元でバランスさせる「Wavy Lineサイプ(波形サイプ)」の採用により、走行時のパターン変形を抑制。
また、「スクウェア・コンタクト・テクノロジー・スリー」により耐偏摩耗性能を向上、「S・A・微粒子カーボンIV」によりライフ性能を大幅に向上させた。
発売サイズは18サイズ、価格はオープン。