【新年インタビュー】東北ゴム 大西正哉社長

2018年01月09日

ゴムタイムス社

 17年は「Reborn」のスローガンを掲げ「モノづくり力」の強化とともに新分野への挑戦を続けた東北ゴム。製品別の動向や今年の抱負について、大西社長に聞いた。

◆昨年を振り返って

 売上はほぼ計画通りに推移したが、収益面で課題がある。そのために合理化の施策も進めているが、最大の課題は営業力と技術力の強化と考えている。

 製品別では、ゴムシートでは汎用品が堅調だった。「Z‐1ライナー」「エレリーク」など特長品は、上期にはやや伸び悩んだが下期に戻した。シート全体ではほぼ目標通りだが、さらに業績を上げるには特長品の需要を伸ばす必要がある。

 ゴムホースも汎用品は好調で目標を上回っている。一方、鉄鋼や土木、港湾などの分野での伸びが今一歩だった。鉄鋼関連のセラホース、土木関連のMPLホースなどをいかに目標まで伸ばすかが課題になる。

 特殊品・加工品では、フレコンバックが非常に好調だった。通常の交換需要に加えて工事向けの大口案件もあり、フル生産が続いている。今年も十分売上のベースになる需要があると期待している。また、特殊品ではインフラ系加工品の大きな案件が2つ動いており、1件は決定済み、残りの1件も今年初めには決まりそうだ。

 エスカレータ用ハンドレールは引続き交換需要が好調だ。下期は上期より若干受注に落ち着いた感があるとはいえ、今後は

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