横浜ゴムは12月26日、JAF(日本自動車連盟)指定タイヤ規則に適合したレーシングカート用タイヤ「アドバンSLJ(ADJ)」を1月10日から発売すると発表した。発売サイズは3・6×10・0―5と5・0×11・0―5の2サイズ。価格はオープン。
今回発売するADJはカデットクラス向けドライタイヤ。従来品の「アドバンSLJ(AAJ)」をベースに寸法の見直しなどを行い、今年施行された新たなJAF指定タイヤ規則の摩耗基準をクリアする耐久性と優れた操縦安定性を実現した。
今後は従来品であるCIK―FIA(国際カート委員会)公認タイヤの「ADM」「ADH」「ADW」やJAF指定タイヤの「SL07」「SL83」「SL03」、レンタルカート用タイヤ「ED」、全天候型タイヤ「YRA2」と合わせ、さらなる展開を目指していく。
レーシングカートはモータースポーツ界の登竜門として、F1など世界のトップカテゴリーで活躍するドライバーを数多く輩出。また、自動車免許のいらないモータースポーツとして子供から大人まで幅広く人気を集めている。
同社はジュニアカート選手権のFP―ジュニアCadets部門に加え、国内カートの最高峰である全日本カート選手権のOKクラスにも参戦しており、海外でも幅広くサポートしレーシングカートの普及に努めている。