日本ゴム協会は昨年10月にアメリカで行われた国際会議の折に、アメリカ化学会との交流協定を成功裏に締結した。昨年を振り返りながら、今後どのようにグローバルのなかで、地位の向上を目指していくのか。高田十志和会長に聞いた。
◆17年を振り返って
特に力を入れたのは国際化を目指すこと。前の中瀬古会長の後を継ぎ、アメリカのクリーブランドで行われた国際ゴム会議の折に、アメリカ化学会(ゴムディビジョン)と交流協定を結んだことは、大きな成果だった。この協定は、技術者や研究者の相互交換をするもの。双方で行われる会議に来てもらい、講演や展示会などに参加してもらえるように進めていく。
◆18年度の方針は
まずは国際化のなかで世界的に日本の地位を向上させること。国内で行われる学会を外の人にもわかるように、必要があれば英語を発表する機会を今後も増やしていく考えだ。
その一方で、現在下げ止まりに近づいている会員数の増加を目指したい。そのためには、魅力的なイベントを行うことが重要になってくる。ゴムに限らず対象となる裾野を広げることも方策とする。
日本ゴム協会では、企業会員が多いので、積極的に企業会員向けのサービスを充実させていきたい。協会の行事に参加するハードルを低く
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