日本自動車タイヤ協会(JATMA)は12月19日、2018年の自動車タイヤ国内需要見通しを発表した。17年の上振れの反動で、新車用タイヤは四輪車用計で前年比1%減の4362万1000本、市販用も四輪車用計で同1%減の7065万4000本、特殊車両・二輪車用を含む国内総需要も同1%減の1億1900万7000本と、いずれも減少する見通しとなった。
需要予測の前提となる経済・自動車動向は、実質経済成長率が17年実績見込みで1・5%、18年見通しでは1・3%、自動車の生産台数は17年実績見込みが前年比4%増の955万2000台、18年見通しは同1%減の948万9000台と予想した。
●新車用
新車用タイヤについては、17年は国内新車販売が前年実績を上回った影響により、四輪車用計で同3%増の4421万6000本の見込み。乗用車用は同4%増の3757万4000本、小型トラック用は前年並みの524万4000本、トラック・バス用は同2%増の139万7000本。
18年は輸出車が前年並みも、国内新車販売が前年を下回ると見込み、四輪車用計で同1%減の予測となった。乗用車用も同1%減の3705万8000本、小型トラック用は同2%減の516万1000本、トラック・バス用は前年並みの140万2000本とした。
●市販用販社販売
市販用タイヤの販社販売需要動向は、夏用タイヤは17・18年ともに四輪車用計でほぼ前年並みと見込まれ、17年は4725万2000本、18年は4713万1000本。
17年の乗用車用は前年並みの3484万本、小型トラック用は同1%減の939万7000本、トラック・バス用は同2%増の301万5000本。18年の乗用車用は前年並みの3477万1000本、小型トラック用も前年並みの936万2000本、トラック・バス用は同1%減の299万8000本となった。
冬用タイヤについては、17年は乗用車用とトラック・バス用の増加により、四輪車用計で前年比3%増の2387万2000本の見込みとなった。乗用車用は同4%増の1709万9000本、小型トラック用は前年並みの433万2000本、トラック・バス用は同4%増の244万1000本。
18年は乗用車用が