2017年下半期も工業用品の値上げが実施された。主なゴム製品メーカーの値上げアナウンスは別表の通り。工業用品では、コンベヤベルトや伝動ベルトなどベルト製品や免震ゴムで値上げが実施された。
ブリヂストンは、免震ゴムの国内向けメーカー出荷価格を7月1日から平均10%値上げした。
免震ゴムの主要原材料である天然ゴムをはじめ、合成ゴムなど石油化学系原材料などの原材料価格の高騰に対し、同社は生産性の向上やコスト削減などの企業努力を行ってきたが、企業努力だけではこれを吸収することは困難な状況であると判断した。
ブリヂストンは、コンベヤベルト、ラバースクリーンについても国内向けメーカー出荷価格を7月1日から平均10%値上げした。
バンドー化学は10月1日受注分から摩擦伝動ベルトは10%、コンベヤベルトは10%以上値上げした。
摩擦伝動ベルト、コンベヤベルトの主原材料である天然ゴムをはじめ、合成ゴムや石油化学系原材料が、旺盛な需要を背景に価格が高騰している。生産性向上やコスト削減など価格の維持に努めてきたが、企業努力だけで吸収することは困難な状況であることから、価格改定を決定した。
また、三ツ星ベルトは摩擦伝動ベルト、ゴムコンベヤベルトを11月1日受注分から約10%値上げしたほか、ニッタもポリベルトの販売価格を12月1日受注分から約10%値上げした。
ベルトの主要原材料である合成ゴムなど石油化学系原材料の高騰の中、2社ともさらなる合理化でコストアップを吸収すべく努力してきたが、企業努力だけでは困難であると判断し、価格改定を決定した。
2017年下半期の工業用品値上げ一覧 | |||
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社 名 | 製 品 | 実施日 | 値上げ幅 |
ブリヂストン | 免震ゴム | 2017/07/01 | 平均10% |
コンベヤベルト、ラバースクリーン | 2017/07/01 | 平均10% | |
バンドー化学 | 摩擦伝動ベルト | 2017/10/01 | 10% |
コンベヤベルト | 2017/10/01 | 10%以上 | |
ニッタ | ポリベルト | 2017/12/01 | 約10% |