18年度から新中計「第Ⅲフェーズ」がスタートする明治ゴム化成。「今上期は自動車部品事業を始め各事業が概ね好調を維持した」と語る岩崎社長に新中計の骨子や課題などを聞いた。
―昨年を振り返って
国内・海外ともに当社を取り巻く環境は上昇傾向にあった。さらに、為替も円安基調で推移した。そのような環境下で、当社はグローバルの各拠点で最適地生産と現地販売を継続しながら、営業力強化や生産性向上に取り組み、今上期(4~9月)は増収増益となった。
―事業別の動向は
印刷機材事業は増収増益だった。ブランケットは国内ではUV関係が好調。価格競争の激しい海外市場では、それぞれの海外拠点を上手く使えたと思っている。
合成樹脂事業は昨年特需があった反動から、売上は減少したものの、再生材事業の生産性が向上し、利益を確保した。生産量が増加する再生材事業の山口美祢工場については、引き続き強化していく考えだ。
工業用品は、昇降機部品がアジアと国内のリニューアル市場で好調に推移し、また海洋土木関係も大型案件を取り込むことができ、売上
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