【新年インタビュー】朝日ラバー 渡邉陽一郎社長

2018年01月12日

ゴムタイムス社

 朝日ラバーの17年度決算は自動車関連製品が牽引し、売上高・各利益項目ともに過去最高となる見通しとなった。渡邉陽一郎社長に業績好調の要因と自動車のEV化などへの対応、課題、海外拠点の今後について聞いた。

渡邉社長

渡邉社長

◆業績好調の要因は

 事業環境が当社にとって有利に働いたことに加え、社内の質を高めていく取り組みの成果が現れ始めたためと言える。

 事業環境としては、自動車関連製品の「ASA COLOR LED」が、特に中国で採用車種の販売が好調だったことと、認知度が向上して欧米メーカーに新規採用されたことが大きい。

 社内の質に関しては、16年の途中からTQMを見直した。例えば通常の改善提案活動はこれまでも工場で行っていたが、それを会社全体で取り組むとともに、通常の改善とは別の切り口の提案なども行ってもらうようにした。こうした取り組みの発表会を開催し、表彰制度も設けている。

◆好調な自動車関連でEV化などへの対応は

 EV化すると航続距離が問題になるため、ガソリン車以上に省エネ性が求められるようになる。そうすると、照明はLED化するので、ASA COLOR LEDにとっては、むしろ追い風になるのではないか。

 さらに、自動運転になれば、車内を

 

全文:約1320文字

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