17年のゴム用機械の需要動向は、円安や株式市場の回復により、国内のゴム用機械メーカーは、海外メーカーと対抗できる競争力がついてきた。
国内では、国内企業がリーマン・ショック以降、国内生産設備の縮小を進めてきたが、国内の景気回復に伴い、機械の老朽化に対する更新需要が続いている。また、R&Dの強化のため機械を新設し、BCPの観点から予備の設備を納入するユーザーも増えてきた。
ただし、国内は新規需要よりも更新やメンテナンス需要が目立つ状況は18年も変わらないだろう。
海外動向については、ユーザーの海外工場の新設や増設が加速しているなか、海外製の汎用機械の品質も年々向上してきており、現地調達の傾向が進んでいる。
ただ、品質を重視するR&D向けには、高機能・高付加価値がある日本製が求められている傾向は18年も続くだろう。
2018年01月11日