日本ベルト工業会がまとめた11月のゴムベルト生産実績によると、生産量は合計で2237t、前年同月比4%減となり、前月の増加から減少に転じた。うち内需は1733tで同2%増で4ヵ月連続で増加し、輸出は504tで同19%減となり3ヵ月連続で減少した。
品種別のコンベヤベルトは1195tで同8%減となり、前月の増加から減少に転じた。内訳は、内需は同2%増で4ヵ月連続で増加し、輸出は同25%減で3ヵ月連続で減少した。
国内コンベヤの主な需要先である鉄鋼やセメントなどの需要動向を見ると、11月の粗鋼生産は前年同月比1・0%増で前月の減少から増加となった。また、セメント生産も同3・2%増と前月の減少から増加に転じた。紙・板紙生産は同2・8%増と4ヵ月連続の増加となった。需要先の生産環境が良好なことから、内需は増加基調にある。
一方、輸出については、豪州や中国などの資源国向けが引き続き低位で推移し、減少幅も前月から6ポイント拡大した。
伝動ベルトは1042tで同2%増となり、2か月連続で増加した。内需は同2%増、輸出は同3%増で4ヵ月連続で増加した。内訳はV・ファンベルトが同1%減、歯付ベルトは同4%増、その他ベルトは同27%増。
伝動ベルトの主要需要先である自動車
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