日東化工㈱の第3四半期連結決算(非連結)は積極的な営業活動により、販売量の維持・拡大を推進した結果、売上高は前年同期比2%増の72億4900万円、経常利益は同13・7%増の3000万円、となったが、当期純利益は株価の落ち込みによる有
価証券評価損の計上等もあり、同21・4%減の1000万円の減益となった。
〈ゴム事業〉
シート・マット製品は若干の減収となったが、ゴムコンパウンド製品、成形品は、自動車関連の需要回復等により売上高は前年同期比16・7%増の39億6100万円となった。
〈樹脂事業〉
高機能樹脂コンパウンド等は、積極的な販売活動を展開したが、売上高は同11・2%減の32億1800万円となった。
通期業績予想について
営業利益は天然ゴムの高騰により収益が悪化したものの、生産性の向上や固定費の削減等により、8000万円 の予想数値並になる見込みとしている。その一方で、不正行為に関する特別損失の計上見込み額等により、当期純利益、当初予定を下回る見込みとなった。不正 行為による影響額が確定次第開示するとしている。