横浜ゴムは2月6日、インドの乗用車用タイヤ生産販売会社であるヨコハマ・インディアの生産能力を拡張すると発表した。
年産83万本増強し、現在の70万本と合わせて年産153万本まで引き上げる。インドの自動車市場の成長に伴いタイヤ販売が好調で、中期的に不足すると見込まれるため生産能力の増強を決めた。投資額は38億ルピー(約66億円)で、3月から拡張工事を開始し、来年第4四半期から稼働する予定だ。
ヨコハマ・インディアはインドでのタイヤ販売を目的に2007年4月に設立し、14年7月からはハリアナ州バハドゥールガール工業団地に建設したタイヤ工場で乗用車用ラジアルタイヤの生産を開始した。今回拡張する工場では、乗用車用タイヤやSUV用タイヤなどの補修用タイヤに加え、現地の自動車メーカー向けの新車装着(OE)用タイヤの生産を計画している。