JSR・宇部興産・三菱ケミカルの3社は1月9日、ABS樹脂事業統合による新会社を4月1日付で発足すると発表した。
3社は、JSRの完全子会社であるテクノポリマー(TPC)と、宇部興産・三菱ケミカルがそれぞれ50%ずつ出資するUMG・ABS(UMG)とのABS樹脂事業統合に関し、統合後の新会社を共同して運営することについて合意した株主間契約を締結していた。
同統合ではUMGを吸収分割会社とし、TPCを吸収分割承継会社とする吸収分割の方法により行うこととし、新会社の発足予定日を昨年10月1日としていた。
しかし、関係各国の競争法、その他関連法令に定める諸手続きに時間を要していたことから、新会社発足が遅延する見込みであることを、9月1日付のプレスリリースで公表。このほど諸手続きが完了したため、新会社の発足日を改めて発表することとになった。
新会社の名称は「テクノUMG」。資本金は30億円で、持株比率はJSRが51%、UMGが49%。