ブリヂストンは2月22日、スイスのジュネーブで3月8~18日に開催される「第88回ジュネーブ国際モーターショー」に出展すると発表した。
同社グループでは、ブリヂストンとファイアストンの2大ブランドをグローバルに展開している。今回のモーターショーでは、「Journey of Innovation for Sustainable Mobility」をテーマに、「Innovative・Sophisticated」な世界観を軸としたブリヂストンエリア、「Dependable」な世界観を軸としたファイアストンエリアの2つのエリアで、持続可能なモビリティ社会の実現に向けたブリヂストングループの革新技術と新しいソリューションを紹介する。
ブリヂストンエリアでは、昨年、同社の低燃費タイヤ技術「オロジック」を採用したソーラーカー用タイヤ「エコピア・ウィズ・オロジック」を装着して、世界最高峰のソーラーカーレース、ブリヂストンワールドソーラーチャレンジのクルーザークラスで準優勝したボーフム大学(ドイツ)の車両「thyssenkrupp blue.cruiser」を展示する。同車両の展示とレースの映像を通じ、ブリヂストンの持続可能なモビリティ社会の実現に貢献する取り組みを紹介する。
また、空気充填を不要にする同社のタイヤ技術「エアフリーコンセプト」を採用し、パンクの心配のないタイヤを装着した自転車を展示する。
タイヤの空気圧がゼロになっても、所定のスピードで一定距離を走行できるランフラットテクノロジー採用タイヤ、「ドライブガード」を展示。ランフラットテクノロジー採用タイヤとしての高い安全性と乗り心地を両立し、より安全で環境に優しい車社会の実現に貢献する技術を紹介する。
さらに、欧州のドライバーが求める操縦安定性とウェット路面での制動性能に優れたタイヤ「トランザT005」を装着した「レクサスLC500」を展示する。
ファイアストンエリアでは、ファイアストンのブランドヒストリーや欧州向けに販売しているタイヤ製品を展示。グローバルに展開するファイアストンブランドの「Dependable」な世界観を表現している。
また、プレスデーの3月6日16時30分から、同社が協賛する国際的な自動車賞「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー(WCOTY)」のノミネート車種が、同社ブースで発表される予定だ。