日東化工は、今年度から創業70周年の19年度を最終年とする3ヵ年の中期経営計画「SCRUM(スクラム)70」をスタートさせた。荒川良平社長に中計1年目を振り返ってもらいつつ、今年の目標などを聞いた。
―昨年を振り返ると
上期(4月~9月)業績は売上・利益ともに計画を若干上回って推移し、中計1年目は順調なスタートが切れたと思っている。
事業別に見ると、ゴム事業では、ゴムコンパウンドは自動車関連の受注が好調。シート・マットについてはほぼ前年並み。ゴム成形品はフォークリフト向けのクッションタイヤが好調だった。
樹脂事業では、高機能樹脂コンパウンドは前年並み。樹脂洗浄剤等は樹脂成形機用の洗浄剤「スーパークリーン」に加えて、制電性樹脂「ECX」も堅調だった。
―通期の見通しは
足元の第3四半期(10月~12月)も上期の良い流れが継続し、ゴム・樹脂事業とも概ね順調だ。この状況が続けば、通期は売上・利益とも計画を若干上回る見込みだ。
―新中計の施策は
新中計「スクラム70」の3年間は、「筋肉質な事業構造への変革」を基本方針に、強固な企業体質の構築に向けた内部固めを行っている。
スクラム70ではそのための重点施
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