17年年間でのゴム関連企業31社(当社選定)の株価変動を見ると、前年末比で30社が上昇、1社が下落した。大納会(12月29日)のゴム平均株価は1943円19銭となった。なお、17年は日東化工、不二ラテックス2社で株式併合が行われたため、前年末との株価は比較していない。
ゴム企業で年間上昇率が最も高かったのは、東海カーボンで前年末比269・05%高、2位は日本バルカー工業で100・72%高、3位は相模ゴム工業で同93・16%高、4位は川口化学工業で同79・53%高、5位はニチリンで同71・68%高となった。株式併合した日東化工、不二ラテックスを除く。
17年の株価に関するトピックを振り返ると、米国を始めとする世界経済が堅調だったことや、円安も企業業績拡大に追い風となり、日経平均株価は4月以降、上昇基調で推移。11月には96年のバブル崩壊後の高値を超え、2万3000円台