東洋ゴム工業の水谷友重常務執行役員は、幕張メッセで開催された「東京オートサロン2018」のプレスカンファレンスで米国のクルマ文化やトレンドを紹介した。
水谷常務によると、米国の自動車保有台数は日本の約3・3倍、年間走行距離も日本の約7~8倍あり、20~30万キロ走行する車も珍しくないという。
また、米国の新車販売台数は、16年まで9年連続で増加しているが、これはピックアップトラックや大型SUVがけん引しているためで、同社も08年のライトトラック市場のうち、17インチ以上の構成比は4分の1程度だったが、16年は過半を超えるまで拡大している。
こうした状況を踏まえ、同社は競争優位性を持つピックアップトラックやSUV用を中心とした、大口径タイヤの供給体制をさらに強化すべく、北米市場向けの生産拠点である米国タイヤ工場(ジョージア州)の能増