日本プラスチック機械工業会は1月19日、東京千代田区のザ・ペニンシュラ東京で新年賀詞交歓会を開催した。会員や関係者ら約70人が出席した。
開催に先だち、あいさつに立った依田穂積会長(日精樹脂工業)は、「ものづくりの方向性は時代とともに、大きく変わろうとしている。ITをはじめ、IOT、グローバリゼーション、EV、軽量化などの様々キーワードが密接に関係しているのが、プラスチック産業である。今後は会員企業に対して、さらに充実した情報を含め、この会のメリットを改めて感じていただけるような体制にしていくことが重要だ」と同工業会の見方を示した。
また、依田会長はプラスチックス機械統計について触れ、「17年の受注台数は1万68005台で前年比34・4%増となり、その内訳は、国内が4791台で同13・3%増、海外が1万2014台で同45・2%増と大きく伸長した」と説明した。その上で「会員企業様の好調な受注環境に支えられた反面、材料の調達や加工面で様々な課題があるのも事実。工業会としても、調達部材などの面で中小企業が不利益を被らないような働きかけをしていきたい」と述べた。
2018年01月18日