オートモーティブワールド2018開催

2018年01月19日

ゴムタイムス社

 ◆日本ゼオン
 カーエレクトロニクス技術展とクルマの軽量化技術展にブースを設け、高熱伝導材料による熱ソリューションの提案と、自動車の軽量化・スマート化に貢献する高機能樹脂の紹介を行った。

日本ゼオン

 熱ソリューション提案では、単層カーボンナノチューブを活用することで、低熱抵抗・作業性・高信頼性を実現した熱伝導性シートを展示。同シートを使用した熱対策の効果をデモンストレーションした。

 自動車の軽量化・スマート化に貢献する高機能樹脂については、開発品の「L―3PS/LSシート」と「L―24」を展示した。

 L―3PS/LSシートは高透明性や耐加水分解性などに優れた透明軟質シクロオレフィンポリマー。L―24は耐熱・耐加水分解性、優れた電気特性を合わせ持つシクロオレフィンポリマーだ。

 ◆朝日ラバー
 カーエレクトロニクス展で「アサカラーLED」「アサカラーレンズ/レジストインク」「静電容量感圧ラバーセンサ」を紹介した。

朝日ラバー

 このうち、アサカラーLEDは主力製品の1つで、主に車載用として、スピードメーター照明・ナビコントロール関連・スイッチ関連・オーディオ関連で採用されている。

 同社では、最終ユーザーへのメリットを提案するため、LEDの光を波長変換する蛍光体を組み合わせ、人間工学に基づき、運転者にとって見やすく疲れにくい照明を埼玉大学と共同で開発している。

 ブースでは、その成果に基づいて試作したスピードメーターと文字提示装置の2種類の開発品と従来品を設けた特別室を設け、カーメーカーの担当者へのデモンストレーションを行うとともに、研究開発指針となる意見を収集していた。

 ◆バンドー化学
 EV・HEV駆動システム技術展とウェアラブルEXPOに出展。EV・HEV駆動システム技術展では、高熱伝導放熱シート「ヒートエクス」など、ウェアラブルEXPOでは、伸縮性ひずみセンサー「Cストレッチ」によるウェアラブルセンシングを提案した。

バンドー化学

 ヒートエクスは熱伝導性フィラーを垂直配向した高い熱伝導率を持つシート。他社製品は基本的にゲルなのに対し、同社製品はしっかりと架橋させたゴムであることから絶縁信頼性が高いことをPRした。

 一方、Cストレッチは伸縮性に優れた非常に柔らかいゴム製のひずみセンサを用いて、測定物の動きを妨げることなく、小さな力で変化を計測できるひずみ測定システム。呼吸数計測ツールや嚥下回数計測ツールなどを紹介し、デモ機で計測の実演を行っていた。

 ◆ヤマウチ
 自動運転EXPOに画像素子への異物侵入を防ぐ防塵ゴム「クリーンシールラバー」を出展した。

ヤマウチ

 自動運転センシング自動運転センシングカメラは、

全文:約2090文字

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