三ツ星ベルトの新年賀詞交歓会が1月18日、午後1時から東京千代田区の帝国ホテルで開催され、得意先、代理店各社の代表ら約200名が出席した。
年頭あいさつに立った垣内一社長は、本年の事業環境について「国内では為替が円安傾向で安定しており、株価も高いレベルで推移している。企業収益が改善され、雇用環境も良好であることから、当面の景気は比較的安定した状況で推移する」とした上で、喫緊の経営課題として自動車業界の100年に一度の大転換期に対応した自動車部品の技術革新への積極対応を示唆した。
また、「電気自動車、PHVの普及・促進で自動車部品業界も大きなターニングポイントを迎えている。インフラの整った国内では我々の主力製品であるベルトを使わない部品も少しづつ増加してきている」と話し、「EPS(電動パワステアリングシステム)や、ワンボックスカーのスライドドアに使用されるタイミングベルト、農業用ベルトの開発に注力していく」と述べた。
本年の事業方針については「来年は創業100周年を迎えるが、本年は次の発展のための基礎を作り込みたい。年初に社員には①「物づくり」 をする企業体であることを再認識すること②ユーザが必要とする品質の製品を心をこめて製造し、社会に貢献すること③企業風土を今一度見直し、古い風土を切り捨てる努力をすることーを提案した。グループの全社員の一人一人が今一度基本に立ち帰り、真の競争力のある「高機能・高精密・高品質」の製品を提供