横浜ゴムは1月24日、世界最大となる直径6mの超大型防舷材を昨年12月に開発したと発表した。
同製品は洋上でLNG(液化天然ガス)の液化・貯蔵・出荷を行うLNG―FPSO(浮体式生産貯蔵積出設備)から、LNGタンカーへの荷役の際に使用される。
LNG―FPSOは、近年のLNG需要の高まりを受けて増加が見込まれている。LNG―FPSOでは約マイナス160℃のLNGをLNGタンカーへ安全・効率的に荷役しなければならない。
今回開発した超大型防舷材は、従来の防舷材に比べ、LNG荷役中にLNG―FPSOとLNGタンカーの距離を広く保つことができるため、より安全な荷役を実現できる。また、大型海洋構造物など海洋工事分野での活用も期待される。