ゴム技術フォーラムは1月29日、第31回公開フォーラムを3月30日に開催すると発表した。一昨年から調査研究を行ってきた「ゴム・エラストマー技術の安全・安心」調査委員会の最終報告を行う。
昨今地球環境問題や高齢化社会問題が頻繁に議論されている。同フォーラムでは、その基本は人間生活における安全・安心の確保にあるとし、材料技術、加工技術、製品技術の3つの視点から総合的に調査研究するため、「ゴム・エラストマー技術の安全・安心」調査委員会(調査委員長:東京農工大学・斎藤拓教授)を発足させて調査研究を開始した。
加工技術は安全・安心を造り込む加工・製造技術、製品技術とは安全・安心を提供する製品・高耐久化技術のこと。今回のフォーラムは、その最終報告に2人の基調講演を交えて開催する。
時間は午前10時から午後4時45分。会場は東京電業会館地下大ホール(東京都港区元赤坂1―7―8、電話03―3403―5181)。参加費はゴム技術フォーラム会員が4000円、ゴム技術フォーラム会員以外が8000円(講演資料代を含む)。
参加希望者は氏名・連絡先名・連絡先住所・電話・FAX・電子メールを明記のうえ、電子メールまたはFAXで申し込む。メールアドレスは yasuhiko_takemura@friend.ocn.ne.jpかgomugijutsu.forum@gmail.comまで。FAXは0463―35―9758(担当:辻拓衛横浜ゴム主査)まで。
最初に浦野紘平・横浜国立大学名誉教授・横浜国立大学発ベンチャー環境資源システム総合研究所会長が「化学物質による被害事例とリスク管理・リスクコミュニケーションのあり方」、小松基・日産自動車カスタマーパーフォーマンス&CAE・実験技術開発本部材料技術部主管が「今後のモビリティー社会に対応した自動車技術と高分子材料の将来」をテーマに基調講演を行う。その後、「ゴム・エラストマー技術の安全・安心」調査委員会報告と各論報告が行われる。