住友ゴム工業は1月29日、国内テニスコートの設計・施工会社であるスポーツサーフェスの子会社化に関する手続きを完了したと発表した。
テニスコート事業の拡大を図る住友ゴムと、スポーツサーフェスの株式を保有する同社代表取締役社長の羽鳥昇氏の間では、すでに子会社化に向けた合意がなされていた。
スポーツサーフェスは世界テニス4大大会の一つである全米オープンの会場にも採用されている、米国のテニス用ハードコート「デコターフ」の日本での独占販売・施工権を持つ。ハードコート以外にも砂入り人工芝や照明施設、ネットフェンスなどの設計・販売・施工までテニスコートに関わる総合的なサービスを提供している。
住友ゴムは、1983年に日本で初めてテニス用砂入り人工芝「オムニコート」を販売し、30年以上にわたり多くのテニスプレーヤーとテニス施設関係者に愛用されてきた。
今回の子会社化により、砂入り人工芝に加え、世界標準のハードコートの設計・施工も提供できる体制となる。同社は今後も日本のテニスプレー環境の整備に貢献するとともに、体育施設の事業拡大を進めていく方針だ。