フコクの2018年3月期第3四半期連結決算は、売上高が561億200万円で前年同期比7・7%増、営業利益22億3400万円で同7・5%増、経常利益は23億9200万円で同11・2%増となった。
四半期純損益については子会社製ホースの不具合に関するリコール関連損失を計上したことにより、3億5500万円の損失(前年同期は14億7200万円の利益)となっている。
なお、連結子会社である東京ゴム製作所は、主要得意先であるいすゞ自動車が、同社製品に使用されている自動変速機用オイルホースの不具合に関するリコールの届け出を昨年11月30日に行ったことを受け、サプライヤーとしての対応が必要となっている。
現時点で入手可能な情報に基づき、同リコール関連費用を合理的に見積もった結果、製品保証引当金繰入額として17億6100万円を計上した。
通期の連結業績予想は、第2四半期決算時に売上高を上方、利益項目を下方修正した前回発表からの修正はなく、売上高が740億円で同4・7%増、営業利益が26億円で同16・1%減、経常利益が29億円で同13・8%減、親会社株主に帰属する純利益が1億円で同95・3%減を見込んでいる。