三洋貿易(東京都千代田区、増本正明社長)のゴム事業部は、合成ゴムや充填剤などの一般原材料を始め、特殊ポリマーや配合剤など多彩な商品を市場へ供給している。
ゴム事業部の前期(17年9月期)を振り返ると、輸入品の収益が回復基調で推移したことや、自動車部品や建機が好調だったことから、業績は前々期に比べて回復した。
今期(18年9月期)の第1四半期(10~12月)も国内、海外とも順調で予算を上回っている。
その海外では、ゴム事業部としてタイ、中国、米国の3大拠点を始め、インドネシア、インド、ベトナムに8人の人員を出している。
このうち、タイでは今年1月、同社の連結子会社であるサンタップインターナショナル社の増資・完全子会社化を発表した。その狙いについて、同社ではタイ及び東南アジア諸国でのゴム・化学品を中心とする産業用素原材料、および自動車部品等の事業拡大に向けて資本充実と財務基盤の強化を図ることとしている。
また、タイでは、東南アジア