17年12月のゴムベルト生産実績 合計は4%増

2018年02月05日

ゴムタイムス社

 日本ベルト工業会がまとめた12月のゴムベルト生産実績によると、生産量は合計で2108t、前年同月比4%増となり、前月の減少から増加に転じた。うち内需は1603tで同3%増で5ヵ月連続で増加し、輸出は505tで同5%増となり4ヵ月ぶりに増加に転じた。

 品種別のコンベヤベルトは1142tで同1%増となり、前月の減少から増加に転じた。内訳は、内需は同1%減で5ヵ月ぶりに減少に転じ、輸出は同7%増で4ヵ月ぶりに増加に転じた。

 国内コンベヤの主な需要先である鉄鋼やセメントなどの需要動向を見ると、12月の粗鋼生産は前年同月比0・2%増で2ヵ月連続の増加。セメント生産は同1・2%減と2ヵ月ぶりの減。紙・板紙生産は同0・7%増と5ヵ月連続の増加となっている。

 一方、輸出については、資源国の豪州では資源価格が持ち直したことにより、資源関連の設備投資は回復傾向を示している。ただ、世界最大の資源国である中国が依然低調である。輸出は4ヵ月ぶりに回復したものの、先行きは不透明である。

 伝動ベルトは966tで同6%増となり、3ヵ月連続で増加した。内需は同8%増、輸出は同2%減で5ヵ月ぶりに減少に転じた。内訳はV・ファンベルトが同7%増、歯付ベルトは同5%増、その他ベルトは同3%増。

 伝動ベルトの主要需要先である自動車

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