豊田合成は2月2日、日本化薬とエアバッグ事業などでの協力関係の強化に向け、資本提携することに合意したと発表した。10億円を目安に互いの普通株式を保有する。
両社は、従来からエアバッグの主要部品であるインフレータ(ガス発生装置)などの取引で良好な協力関係を築いてきた。現在、エアバッグは世界各地域で安全規制強化を背景に需要が急拡大していることから、両社は今回の資本提携を機にグローバルでのエアバッグの安定的な供給・品質保証体制の強化を図っていくことにした。
また、自動車産業は自動運転や電動化の進展など大きな環境変化の中にあり、安全分野に加えて新素材の分野でも連携し、将来を見据えた製品開発を進めていく予定だ。