豊田合成の2018年3月期第3四半期連結決算は、売上高は5918億円で前年同期比6・9%増、営業利益は256億円で同9・5%減、経常利益は288億円で同3・4%増、四半期純利益は172億円で同8・9%増となった。
売上高は自動車部品事業の販売の増加や為替変動の影響などにより増収。営業利益については国内外での自動車部品事業の増販効果や為替変動などの影響はあったものの、製品構成の悪化と固定費の増加などにより減益。経常利益は固定資産売却益の増加などにより増益、四半期純利益は米国税制改正などの影響により増益となった。
自動車部品事業では、主に国内外での販売の増加や為替の影響などにより、売上高は5801億円で同7・6%増となった。利益については、増販効果や合理化にグループを挙げて取り組んだものの、製品構成の悪化と固定費の増加などにより、265億円で同17・5%減となった。
オプトエレクトロニクス事業ではバックライト向けLED製品の販売減少などにより、売上高は117億円で同19・8%減となった。利益については固定費の減少などにより、8億円(前年同期のセグメント損失38億円)のセグメント損失となった。
通期の連結業績予想は、前回発表から売上高は上方修正、営業利益と経常利益は下方修正が行われ、売上高は8000億円で前期比5・9%増、営業利益は400億円で同1・7%減、経常利益は430億円で同10・2%増、純利益は260億円で同60・2%増を見込んでいる。