日本ゴム工業会・統計委員会(ロール製品関係7社)がまとめた2017年1~12月計のゴム・樹脂ロール生産実績によると、総合計は3850tで前年比0・3%減となり、12年以来の5年ぶりのマイナスとなった。
このうちゴムロールは3455tで同0・8%減、合成樹脂ロールは395tで同3・8%増となった。樹脂ロールは堅調だったが、全体の9割近くを占めるゴムロールが減少となったため、総合計は前年実績を下回った。
17年の推移を四半期ごとに見ると、ゴムロールは1~3月(同3・0%減)、4~6月(同0・8%増)、7~9月(同0・3%増)、10~12月(同1・1%減)。一方、合成樹脂ロールは、1~3月(同3・7%減)、4~6月(同8・5%増)、7~9月(同3・0%減)、10~12月(同0・8%減)と推移している。
用途別では、製鉄用は4~6月から3四半期連続の増加となり、年間合計も5・1%増と堅調だった。一方、印刷用は、ゴム・樹脂とも7~9月期から2四半期連続で減少となった。また、製紙用も前年同期実績で下回る状況が続いている。この結果、全体では0・3%減となっている。
さらに詳しく見ると、全体の32・0%を占める印刷用は、ゴム・樹脂合計で1250t
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