ニッタは2月8日、独自のカーボンナノチューブ分散技術と独自複合化技術「Namd(エヌアムド)」を用いた炭素繊維プリプレグ「Namdプリプレグ」が、ヨネックスの新テニスラケットのシャフトに採用されたと発表した。
同社ではCNTの「ナノ分散技術」と「ナノ複合化技術」によって、炭素繊維と樹脂間の界面接着力を大幅に向上させたNamdプリプレグの開発を進めており、スポーツ用品分野では、大手メーカーのヨネックスと共同開発を進めてきた。
今回、バドミントンラケット、ゴルフクラブに続き、ヨネックスからNamd搭載の新テニスラケットが商品化されることとなった。
同社は今後もNamd技術の発現する特性を活かした材料開発を進め、軽量高強度材料としての応用分野で製品化を推進していくとしている。